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第3章 食糧問題の改善に取り組む人々の活動
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3−1.WFP(World Food Programme:国連世界食糧計画)の活動 |
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第3章では、食糧問題の改善に取り組んでいるさまざまな人たちの活動を紹介していきたいと思います。 |
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| まず、はじめに、食糧援助活動の中心的役割を担っている、WFP(World Food Programme)について説明します。 WFPは、1961年の国連総会決議およびFAOの決議に基づき設立された、食糧援助のための国際機関です。 WFPは、各国政府、国際機関、企業および個人からの寄付金で活動しています。2009年の寄付金の合計は約40億ドルで、1位は米国の約18億ドル、2位はEUの約3.4億ドル、3位はカナダ、4位はスペイン、日本は5位で、約2億ドルを寄付しています。 ローマに本部があり、国連経済社会理事会とFAOで選ばれた36ヵ国が運営委員会を構成し、WFPの活動内容を決定します。 |
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| WFPの目的は、以下のとおりです。(General Regulations-Article 2) (1) 経済と社会の発展のために食糧援助を用いること。 (2) 難民、緊急支援およびその後の救済のための食糧需要をみたすこと。 (3) 国連およびFAOの勧告に従って、世界の食糧安全保障を促進すること。 WFPは、2007年には、80ヵ国において8600万人に330万トンの食糧支援を実施しました。 |
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| 2010年ハイチ地震 | ||
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| (c)WFP/Alejandro Lopez Chicheri | ||
| http://www.wfp.or.jp/gallery/photo_gallery.php?id=list4b53cb9e514e8 | ||
| ハイチでの緊急支援活動 | ||
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| (c)WFP/David Orr | ||
| http://www.wfp.or.jp/gallery/photo_gallery.php?id=list4b57b6053f891&detail=detail4b57c18321ffb | ||
WFPの具体的活動内容は、以下のとおりです。 |
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| (1)緊急支援 干ばつ、洪水、地震などの自然災害、戦争や紛争、難民危機、害虫・病気による不作などの状況下で、死の危険にさらされた人たちを援助します。 たとえば、2009年9月25日に台風の直撃により深刻な洪水被害を受けたフィリピンに対し、緊急食糧支援を実施しています。 2010年1月12日にハイチでマグニチュード7.0の地震が発生し、大きな被害が報道されました。建物が倒壊し、20万人以上の人が亡くなりました。WFPは、すばやい初動で地震発生の翌日には3000人を対象に食糧の配布を開始。その後、急ピッチで支援を拡大し、多くの人々を救いました。 (2)復興支援 WFPの食糧支援によって災害被災者の当面のニーズが満たされた後、生活と地域社会の再建を支援します。 (3)社会開発支援 飢餓に苦しむ人々が貧困の罠から抜け出すための社会開発を支援します。 (4)ロジスティックス(物資輸送) 世界各地の貧しい国々に食糧を輸送します。 (5)食糧事情と支援活動の調査 飢餓の危険にさらされやすい国や地域を常に把握するための調査・分析や、食糧が本当に援助を必要としている人々に届いているかのチェックを行います。 (6)学校給食プログラム 飢えに苦しむ貧しい子どもたちが栄養価の高い食事を食べ、また教育を確実に受けられるよう、開発途上国の学校において学校給食を提供しています。 |
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| 栄養強化ビスケットを受け取るハイチの子供 | ||
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| (C)WFP/Alejandro Lopez Chicheri | ||
| http://www.wfp.or.jp/gallery/photo_gallery.php?id=list4b73b33b84dd5&detail=detail4b73b88f21b57 |
Copyright (c) Makoto Kurata, 2009